蘭稜王（おとわさんより）

いただきっ放しで早幾年月（汗）ようやっとお披露目させていただきます。

さてタイトルの「蘭稜王高長恭」についてちびっと説明しますと、蘭陵王高長恭は日本では雅楽・舞楽の「陵王」の元ネタとして有名です。隋の前の南北朝時代、北朝の北斉という国に高長恭という武将がおりました。高長恭は北斉の建国者の甥にあたるれっきとした皇子さまです。

優し気な美しい顔立ちだったそうですがその姿とは裏腹に勇猛果敢な武人でした。しかしその華やかな活躍が逆に時の皇帝に疎んじられ、最終的には毒薬を賜りそれによって亡くなってしまいます。

美形で勇将で皇子さまで悲劇的な運命、と美味しいところ満載のキャラクターですね。こんな絵に描いたようなキャラがいたなんて不覚！と目からウロコが落ちた気分でした（＜日本語ちょっと違う）

かれこれ二年近く前になりますがおとわさんちのネタバレサイトの掲示板で二人で長話をしてた時期がありました。ある時何がきっかけだったか忘れたのですがおとわさんお気に入りのキャラという蘭陵王の話になったのです。

その時におとわさんから蘭陵王について色々と教えていただいたのですが何せ二年前の話なので何を教えていただいたのか今では記憶も朧げなのです（＜おいっ）しかしおとわさんの蘭陵王への萌えっぷりはしっかり記憶に残っています（笑）

おとわさんの描かれた蘭陵王、色男ですね～。いかにも「蘭陵王」ではないですか。細面で切れ長の涼し気な目。水も滴る何とやらってのは正にこの事ですね。

でもその厳しい表情から武人としての雰囲気もちゃんと伝わって来ますね。背景の夜明け（に私は見えるのですが）が武将としての栄光と挫折を暗示しているように見えます。うーん深い絵です！

夜明けといえばうちのサイト名の「天亮」は中国語で夜明けという意味です。おとわさん、そこまで計算されてたのでしょうか？おとわさんならあり得ます…！恐るべしです！

しかしいつも思うんですけどおとわさんの描かれる絵はキャラが色っぺーですねぇ。この色気はどうやって出すの？！といつも目を凝らしてみてますが全然自分の絵に反映されません（汗）人間出来る事と出来ない事ってやっぱりあるようです（涙）

おとわさんどうもありがとうございました。