場面的にはアストがサリシェの部屋に入ってきたトコ。サリシェをお前なんかに取られるくらいならいっそ…って気持ちだったんでしょうか。でも本気でサリシェをやっちゃうつもりだったとは思えない
実は私ユエって最初はアストより好きだったんですよね。寡黙な騎士って感じでいいなぁと思ってたんですが、サリシェへの態度で株急降下
「神々の系譜」の中でサリシェが一番好きな私としてはサリシェを虐めるヤツは許せません。最初の頃のアストみたいに冷たいだけならまだマシなんですが、ユエはサリシェを憎んでる。しかもちょっと逆恨みっぽい。言いたい事をはっきり言いもせんでネチネチ女の子虐める男はダメです
ユエがサリシェに絡む理由は過去の確執にあったのですが、それと共にユエがサリシェへの歪んだ愛情を抱いている事がこの章で判明したのです。愛憎は紙一重っていいますし、なるほどなぁと思いました
ユエは可哀想な人です。過去に縛られてサリシェを(表面上は)憎む事でしか自分を支えることが出来なかった。サリシェも自分と同じように過去に捕らわれて生きる事を望んだ
いつの間にかそれが二人を繋ぐ唯一の絆だと思いこんでいたのでしょうか。だから未来に向かって歩き始めたサリシェが許せなかったんでしょうか。なかなか屈折してますねぇ
今回一番好きなシーン(スプラッタ苦手な方は心の準備)■
最後のサリシェのモノローグのトコですね。二人の気持ちは根底では同じだったはずなのに、どこで道がそれてしまったのか。ぐっときますね
真面目な話の後に何なんですが、今回の気になったトコ
アストの「小鳥さん」発言。「小鳥さん」って…
いやまあひょっとしたら「神々の系譜」の世界の上流社会とかでは一般的な言い回しなのかも知れないけど、アストが言うときゃーって感じですよね。あの緊迫した場面でそんなことさらっと言っちゃうから天然タラシとか言われちゃうんだぞ
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